お口の中に残った雑菌、腸の中に溜め込まれた便秘の便・・・こうした“毒素”が口臭の原因となっていることは、すでに述べました。

口臭解消のためには「毒素を洗い流す=デトックス」が必要です。

デトックスの基本はお水をとることだと言われています。

便秘の場合は、汗や尿の排泄を活発にすることで体内にある“毒素”をスムーズに体外へ運び出せます。

食後に食べカスを洗い流し口の中のphを口臭が発生しにくい中性に戻すためにも、お水をとることは大切です。

デトックスを目的とするなら、水道水ではなくミネラルウォーターを選びましょう。
そして、摂取の目安は1日1~1.5リットル。

これは、私たちが1日に分泌する唾液の量に相当します。

これだけのお水を飲むには、飲む時間をあらかじめスケジュールに組み込んでおくほうが、やりやすいでしょう。

そして、ここがこのワザの要なのですが、ミネラルウォーターにも種類があるので、それを知って「飲み分ける」ことです。

私自身が、お水をたくさん飲むことに慣れていなかったため、少しでも変化をつけ楽しみを見つけるように、この「飲み分け法」を編み出してみました。

では口臭解消にこだわった「お水選び」と「水飲みスケジュール」、一挙公開です!

<朝>

起床時、歯磨き&イソジンのうがいを済ませタイミングで。
睡眠中に汗として失われた水分を補給し、乾燥したお口を潤すような気持ちで飲みます。

選ぶのは「軟水」。カルシウムとマグネシウムの含有量が少なめで口当たりがよく飲みやすいお水です。
銘柄は「六甲のおいしい水」「南アルプスの天然水」「ボルビック」「クリスタルカイザー」などです。

寝起きは副交感神経が優位にあり、体が活発に機能していません。ここで胃にやさしいお水を飲むことで、体を徐々に目覚めさせます。
便秘症の人なら、この一杯のお水に便通を誘う効果も期待できます。

食後もお水を補給。
口の中に残った食べカスを流し口の中のphを元に戻します。
この朝2回の摂取で、500mlのペットボトル1本を目標に!

 

<午前中>

朝食と昼食の間で空腹を感じ始める時間帯。
生活スタイルにもよりますが、午前10時~11時の間くらいが適当です。

口の中がネバネバしてきたなと感じたら(タイミングがつかめてきたら感じる前に!)コップ1杯のお水を補給。
この時にカルシウムとマグネシウムたっぷりの「硬水」を選ぶと、水分補給と同時に代謝を活発にできます

便秘体質だったり、ダイエットも兼ねたいなど、デトックス効果をさらにパワーアップしたい方は硬水を飲んでください。
銘柄としては、「ヴィッテル」「エビアン」「コントレックス」などがあります。

ただ、これらのお水はお値段がお高めという難点が。なので、口臭予防のための水分補給が主目的の場合は、このタイミングで軟水を飲んでもOKです。

 

<午後>

昼食後のうがいをした後、昼食から2時間経った午後3時くらい、退社時刻前の午後5時頃と3回に分けて水分補給。

ちょうど食後2時間くらい経つと、消化が進んで空腹を感じ始めるタイミング。
そのタイミングにお水を飲むことで口臭予防ができます。

午前中の1回と含めて、4回で500mlのペットボトル1本~1本半くらいを目安にします。

 

<運動後、入浴後>

運動した後や入浴後などエネルギー消費をした時や、外回りの仕事などで歩いて疲れた後、夏バテ時などには炭酸水を飲むのも良いです。

この場合の炭酸水とは、もちろんコーラーやジュースなどではなく「ペリエ」など糖分の入っていないもの。

炭酸水には、疲労回復や食欲増進といった効果が期待できます。
ただし、基本はあくまでお水。
炭酸水は「お口直し」程度で適度に取り入れるようにしてくださいね!

 

このスケジュールは、あくまでモデルケース。
その日の体調やストレスの感じ具合で飲むべきタイミングも変化します。

「だ液がネバネバしてきたな」「くちびるがカサカサしてきたな」と感じたら、お水を飲んだほうがいいというサイン

タイミングを逃さないように、いつでもマイ・ペットボトルを準備しておくようにすると良いですね!