身体がお休みモードになって唾液の分泌が減る就寝中。
このとき口を開けた「口呼吸」をしていると物理的な乾燥も招き、寝起きの口の中はカラカラ、口臭もさらにひどくなります。

でも、意識していない就寝中の口呼吸って、なかなか治しにくいんですよね。

そこで、前項のペットボトル・エクササイズで「くちびるぢから」を鍛えることと並行してお試しいただきたいのが、この「マスク+アロマオイル」による就寝中の乾燥対策

歯科医師さんから「口呼吸を矯正して、虫歯リスクを減らすための簡単な方法」として、マスクをして寝ることを勧められた友人の話にヒントを得ました。

要は、マスクをすることでお口の乾燥を防ぐことが目的。
息を吐くことでマスクはしっとりしてきますよね。これがちょうどいいスチーム効果となるわけです。
加湿器では対応できない乾燥だって、これでバッチリです。

最近は、小林製薬さんから就寝時専用のマスクも登場しましたが、これもスチーム効果でのどの乾燥を防ぎ風邪の予防ができるというのがウリです。

私が実践している「マスク+アロマオイル」法も、こうした理論をベースに発展させたもの。
マスクのスチーム効果とアロマテラピーを組み合わせて口臭予防を行なおう、というのがこのワザなのです。

 

まず下記の5つを用意してください。

1)マスク
100円ショップで売っているもので十分です。
就寝中は口を覆うだけで鼻は隠さないので、小さめサイズをチョイス。

2)アロマオイル
ぐっすり眠るためのリラックス効果があるラベンダー免疫力を高めるとされるティーツリーを使用すると良いでしょう。

この2つは直接肌につけても安心なオイルなので、肌トラブルが気になる方にもオススメ。

鼻炎持ちや花粉症の方なら、ユーカリペパーミントなどを選ぶと、寝る時に不快な鼻詰まり解消にもなります。

3)消毒用アルコール
エタノール濃度80%程度のものを選びましょう。
薬局などで、500ml・600円程度で購入できます。

4)お水
水道水、もしくは塩素を含まない精製水(500ml・100円弱で買えます。コンタクトの洗浄用と書かれていてもOK)。

5)50ml程度のスプレー容器
これも100円ショップで購入できます。手作りのアロマスプレーを入れる際に使います。

 

これらを用意したらアロマスプレーをつくります。手順は下記の通りになります。

① スプレー容器に消毒用エタノール小さじ半分程度を入れます。

② そこに自分がチョイスしたアロマオイル1種類を10滴溶かします。
(オイルは、容器を下に向ければ自然に1滴ずつ落ちてきます)

③ さらに、これを40ccのお水で薄めて出来上がり。
使う際は容器をよく振ってくださいね!

このアロマスプレーを、就寝前にマスクにシュッと1~2回吹きかけ、それで口を覆って寝ます。
スプレーは1カ月を目処に使い切ってください。

香りがキツイなと思ったら、自分で微調整してくださって結構です。
手作りするのが面倒であれば、市販のアロマスプレーを使ってもOKです。

就寝中の口呼吸が改善されたら、このワザは卒業で構いませんが、冬場は是非この「マスク+アロマオイル」法を復活させてください。

乾燥対策・風邪防止対策にもなりますし、冬でもツヤツヤプクプクのリップでいられるという女性にとっては嬉しい効果も!

香りを上手に利用することで、ストレス知らず・口臭知らずの毎日をゲットしてくださいね!