以前、北海道を訪れたときのことです。
トイレ休憩にと立ち寄ったドライブ・インで、ある特産物に出会いました。
それが、ハッカ油。
ハッカキャンディーなどで、その名前を聞いたことのある方もいるかもしれません。
ハッカ(薄荷)は北海道北見市の特産品のハーブで、英語でミントと呼ばれるもの。
そう、お口に入れると清涼感溢れる、あの葉っぱです。
この感覚はメントールという成分に由来します。
この薄荷草から蒸留した「ハッカ油」には優れた殺菌・防虫作用があったり、鼻の下に塗ると花粉症の症状を軽減したりしてくれたりと、いろいろに使えるそう。
なんでも、和種のハッカはなかなか手に入りにくく、テレビで何度も取り上げられるなど人気が高いのだとか。希少品に目のない私は、即購入してしまいました(笑)
殺菌作用に優れているなら口臭解消に使えるかもしれませんしね!
ドライブ・インの店員さんによると、香りづけとして紅茶に1滴垂らして飲んだりしてもおいしいとのこと。
なるほど、飲み物ね・・・ならば、これを口臭解消に応用して「氷」に入れてみてはどうか?・・・そう考えて生まれたワザがこの「ハッカ氷」です。
イヤな口臭を解消するために氷を舐める、という方法があることはご存知の方もいるかもしれません。
では、なぜ氷を舐めると口臭が軽減されるのでしょうか?
それには、2つの要因があります。
1つめは「口臭ガス(揮発性硫黄ガス)の発生」が減ること。
生ごみを放置すると、モワーンと臭ってくることがありませんか?
これは温度がある程度まで上昇すると、臭いガスが発生するから。
口臭発生時には、お口の中でこの生ごみモワーンと同じメカニズムが起こっているんですね。氷を舐めて口の中の温度を急速に下げることで、口臭ガスの発生も抑制できるというわけです。
そして、2つめは、お口の中でイヤな臭いを出す細菌の活性が鈍くなること。
口臭のもとになる細菌は「嫌気性菌」と呼ばれ、酸素の少ない状況を好んで活動を活発化させます。
酸素が少ない状況とは、ズバリお口の中が乾燥した状態のこと。
ですから、氷を舐めることによってお口の潤いが戻ってくると、徐々にこの細菌はおとなしくなるわけです。
急激な温度低下と潤い補給。氷を舐めることで口臭解消につながるW効果が期待できるわけです。
私は、製氷皿にハッカ油を1滴垂らして、さらに殺菌効果をプラスアルファします。
お口の中でゆっくり溶かした後は、メントールのスッキリ感も残り気持ちがいいです。
夏バテしやすい時期、特にこの「ハッカ氷」はオススメ。
冷凍庫の製氷皿につくりおきします。夏バテも、口臭発生の原因となりますからね!
炭酸水に浮かべても、香りづけと口臭予防を兼ねられるので良いですよ。
わざわざ北海道へ行かなくても「ハッカ油」はインターネット通販で買えます。
(ハッカ油を探す)
花粉症のあなたなら、<ワザ18>で、このハッカ油を使ったアロマスプレーを使ってもいいと思います。
花粉症対策と夏バテ対策を考えたい時期に、是非一度お取り寄せして試してみて下さいね!