唾液の変化で口臭発生のタイミングを知ることもできます。

「あ、そろそろヤバイかも」

「ニオッてきているかな・・・」

 

 

自分でそのタイミングがわかれば、口臭解消の対策も迅速にできるというもの。他人に気づかれる前に、手を打つことができます。

口臭は突然発生するものではありません。ちゃんと、からだからのサインがあります。
それは、唾液の「質」と「味」の変化。

この二つの変化を感じ取ったら放置せず、すかさず口臭予防・解消のワザを実行して下さい。

まず「質」ですが、口臭発生時は例外なく口の中が乾燥します。
口の中が潤っている時は、できたてサラサラのだ液がたっぷりと分泌されています。

たとえるなら、赤ちゃんのお口。いつもヨダレを垂らさんばかりの赤ちゃん。そのだ液は水のようにサラサラで、イヤなニオイなんかしません。

しかし緊張やストレス、生理的な変化、飲食による口腔内の環境の変化などで口の中が乾いてくると、唾液は粘り気を帯びてきます。

舌に張りつくようなネバネバ唾液が出てきたら、口臭発生の危険水域に突入と思ってください

水分補給をするのが理想ですが、手元に水がない時はSTEP6で紹介している「お口ブクブク体操」をして、手っ取り早く唾液腺を刺激しましょう。

次に「味」の変化。

「苦い」あるいは「酸っぱい」と感じたら危険信号です。
「苦い」と感じるのは、精神的に強い緊張や不安を感じた時。

自律神経の働きが変化して、口臭を発生させるガスが舌の上に蓄積しています。

こんな時には、STEP6で紹介する「ヒッヒッ・フー呼吸」でリラックス。
その後水分補給や前述の「お口ブクブク体操」で口の中を潤しましょう。

「酸っぱい」と感じる時は、本来中性であるべきお口の中が酸性になっている時。
口の中に食べカス(特に甘いもの)が残っている場合、このように感じやすくなります。
対処法としては、STEP4の「整腸剤で舌クリーニング」が有効でしょう。

こうならないためには、事前のケアも重要。
食後に、STEP4の「イソジンうがい」やSTEP6の「綿棒歯磨き」で予防するよう心がけてくださいね!

ただ、酸っぱいと感じる場合、唾液自体が持つ中和能力が低下していることも。
十分ケアしても改善されないなら、専門医への受診をオススメします。