メタボ検診が義務化され、ダイエットに関心が高まる今日この頃。
不必要な脂肪を落とし体重を減らすことは、健康にも大切です。
でも、ダイエットを急ぐあまり無理を体に強いていると・・・
そう! 体重は減っても、口臭や体臭という「おまけ」がついてきてしまうのです。
まずは、あなたのダイエット方法が正しいかチェック。
- ダイエットは食事制限だけ
- 体を動かさないダイエットをしている
- 「食べなければすぐやせる」と思っている
3つとも当てはまるなら、ダイエットが原因で口臭がきつくなっている可能性があります。
ダイエットを始めてから口臭を指摘されたというあなたは、疑ってかかったほうがいいかもしれません。
食事制限だけのダイエットをしていると、体にエネルギー源となる炭水化物やたんぱく質が不足して、一種の「飢餓状態」となります。
すると体は身を守るため、体内に蓄積された中性脂肪を燃焼するのですが、この時運動などで代謝をアップさせないまま脂肪を燃焼させるとイヤな臭いを発生してしまうのです。
それが、ダイエットによって起こる体臭と口臭。
また、無理なダイエットは体の抵抗力も低下させます。
その影響で口の中の細菌バランスも崩れ、悪玉菌が増殖して口臭のもととなってしまうのです。
しかも食事を抜くなどすれば、唾液の分泌不足を招き、お口の中が乾燥してしまいます。
これも口臭解消にとっては大敵です。
ダイエットをするにしても、量を減らしつつ1日3回バランス良く食べ、適度な運動をするようにしてください。
では、肥満はなぜ口臭を招くのでしょうか?
これは、あごやのど周辺に余計な脂肪がつくことによって口呼吸になりやすくなることが挙げられます。
口呼吸はだ液不足を招き、口臭を発生させる大きな要因。
またコレステロール値や血糖値が高くなると、空腹時に体内に蓄積された脂肪を燃焼させたり、肝臓でエネルギー源となるケトン体という合成物質をつくったりします。
この過程で、皮膚や吐く息に、他人が感じるイヤな臭いを発生させてしまうとされているのです。
口臭を解消するには、無理なダイエットも過度な肥満もNG。
そう考えると、日常生活を健康に維持することが、口臭とサヨナラする第一歩と言えるかもしれませんね。