今、口臭に悩む人が増えていると言われています。
程度の差はあれ、決してあなただけの特別な悩みではありません。
その証拠にブレスケアグッズやオーラルケアグッズの売れ行きはここ数年右肩上がり。
理由は二つ考えられます。
1. 抗菌・消臭ブーム
世の中全体がきれい好きになり、ニオイにとても敏感になっています。
「口臭=不潔・不快」のイメージが定着し、必死に臭いを消そうと爽やかな香りを身にまとっているのです。
ここには「人間関係」を良好に保ちたいという深層心理が見え隠れします。
現在口臭に悩んでいるあなたは、もしかしたら過去に誰かから口臭を指摘され、深く傷ついた経験があるのかもしれません。
面と向かって言われなくても、誰かがそう言っていたと小耳にはさみそれから他人の反応が酷く気になって消極的になってしまったという苦い経験があるのかもしれません。
なぜ口臭に悩むようになったのかを思い出してみると、「人間関係」に何かしらのきっかけがあったという人が圧倒的に多いのです。
私自身もそうでした。
ある時、お付き合いをしていた方から「もしかして口臭もち?」と聞かれ、その後人前で話をすることが怖くなってしまったのです。
「周囲の人に嫌われたくない!」
口臭の悩みを深刻にしているのはこの思いではないでしょうか。
しかし、今思い返せば口臭を指摘されたのは、朝食を抜いて駆けつけたデートの時でした。
空腹時に口臭が発生しやすいというメカニズムを知っていれば、聞き流せた言葉だったかもしれません。
ですから、このサイトにたどり着いたあなたには、口臭が発生する仕組みを知り、口臭解消法を学び、むやみに悩まないで欲しいと思うのです。
口臭は条件次第で誰にでも発生するものなのですから!
2. お口の健康にかかわること
口臭に悩む人が増えている原因の二つ目はお口の健康にかかわることです。
歯医者さんの話では、近年「ドライマウス」と呼ばれる「口腔乾燥症」が増えているそうです。
原因はさまざま。最も多くて症状も深刻なのは「シェーグレン症候群」です。
高齢者、特に更年期以降の女性に多い症状で自己免疫疾患の一つだと言われています。
口ばかりでなく「ドライアイ」などの症状を伴うのも特徴。
ただ、ドライマウスは高齢者特有のものではありません。
塾通いや受験に追われるストレスや、ファストフード・コンビニ食といった塩分の高い食生活を送る10~20代の若者にもみられる症状だそう。
口臭は唾液の分泌量と密接な関係があります。
唾液の量が低下し、お口の中が乾燥する「ドライマウス」は口臭をきつくする大きな要因となってしまうわけです。
しかも唾液が減ることは虫歯や歯周病の原因にもなり、これがさらに口臭発生リスクを高める結果となっています。
口臭をなくすためには自分自身の心身の健康を見直すことが絶対必要です。
- 改善すべき生活習慣はないか?
- 息抜きをすることや場所を持っているか?
口臭は自分を変えることで消すことができるものなのです。
口臭は病気ではありません。体質だとあきらめることもありません。
発生する仕組みを知ってコントロールすれば、無臭に近い息になることが誰でも可能だということを知っておいてください。