唾液というと、「ツバ」「ヨダレ」など、ちょっぴり汚いイメージがあるかもしれません。
でも、口臭解消をめざすあなたは、是非「唾液」と仲良しになってください。
口の中で唾液の量が足りなくなり、口が渇けば乾くほどイヤなニオイがしてきてしまうからです。口臭をさせない為には、絶えずお口の中ができたて新鮮な唾液で潤っている必要があります。
理想は、ネバネバではなくサラサラと流れるような唾液。
唾液の流れを途切れさせないこと、これこそが口臭を解消するカギなのです。
では、どうすれば唾液の流れを途切れさせずに済むのでしょう?
「唾液よ、出て来い!」
と念じても、残念ながら簡単に出てくるものではありません。
唾液は、自律神経の働きによって分泌されています。わかりやすく言えば、リラックス状態にある「副交感神経優位」の状態の時にどんどん分泌されるのです。
楽しくおしゃべりしている時、肩の力を抜いてぼんやりと過ごしている時、お口の中はたっぷりの唾液で満ちているはずです。
他にも、唾液が作られる唾液腺が刺激される食後や、酸っぱい物を思い出した時なども、唾液がジュワーッと出てきます。
ただ、唾液の中にはさまざまな成分があり、なかには口臭の要因となるものもあります。
- 残った食べカスを発酵させてイヤな臭いを作り出す成分。
- 酸素不足になると、悪臭を放つガスをつくりだす成分。
でも大丈夫。心配はいりません。
いずれも、口の中をお手入れして衛生が保たれていれば口臭を防げます。
唾液自体にも口の中を掃除する働きがあるので、やっぱり新鮮な唾液をたっぷり出す流れをつくることはとっても大事。
この点を意識することが、口臭解消の基本と言えます。