あなたは、朝起きたらまず何をしますか?

顔を洗って、朝食を食べて、歯を磨いて、トイレに行って・・・
もしそうなら、ちょっと待ってください!
「朝食」と「歯磨き」の順番、これは是非とも逆にしてください。

経験的に感じているかと思いますが、朝起きてすぐは、お口の中がもっとも乾燥している時です。お口の中がネバネバして気持ち悪いと思ったことはありませんか?

こんなときは、間違いなく口臭が発生しています。

でもご心配なく!

朝起きてすぐは、あなただけでなく、誰しもが多かれ少なかれ口臭をさせている時間帯。
生理的に避けられないと思って良いでしょう。
とはいえ、朝一番の対応を間違えると、その日半日イヤな口臭に悩まされることになります。

それが、歯磨きのタイミング。

口の中が気持ち悪いのなら、朝食後まで我慢せずにすぐ歯磨きをしてしまいましょう!

 

「でも、食べた後、きちんと汚れを落とさなくていいの?」

そんな疑問を持たれるかもしれません。これについては次の項目で詳しく説明しますが、結論から言えば「食後すぐの歯磨きはNG」なのです。

 

口臭の予防・解消を目指すなら「朝起きてすぐ」と「夜寝る前」の2回が歯磨きのベストタイミング。
1日3回毎食後に必ずする必要はありません。

とくにイヤな口臭を解消するために大切なのは、「朝起きてすぐ」の歯磨き。
これをきちんとすれば、午前中の口臭をガクンと減らせるのです。

就寝中はだ液分泌が減り、お口の細菌の活動が活発になる時間帯。就寝前に歯磨きをするのは、細菌が活発化する時間帯に食べカスがあると虫歯リスクが高まるから。
この食べカスはイヤな臭いのもとにもなります。

つまり寝起きというのは1日の中でもっともお口の中が乾燥し、細菌の活動が活発化していて口臭のひどい時間帯なのです!

この状態のまま朝食をとり、口の中へ食べカスを放り込むのは、飛んで火にいる夏の虫。
活発に動いている細菌にエサを与える行為です。
口臭解消とはまったく正反対のことをしていると言えます。

 

以上のような理由から、朝の歯磨きは食後ではなく、起きてすぐを習慣にしましょう。

朝が苦手なあなたも、お口の中を刺激することで食欲も湧いてくるはず。
朝食をしっかりとって、新鮮なだ液を出すことも口臭解消につながります。

「歯磨き」→「朝食」

この習慣を是非とも身につけてくださいね!