口臭に悩む人がいちばん犯しやすい間違い。
それは、他人の行動やしぐさを必要以上に気にしてしまうことです。
たとえば、電車でたまたま乗り合わせた隣の人が鼻をすすっていた、あるいは話している時、相手にさりげなく横を向かれた・・・そんな時あなたはどう感じますか?
「ああ、花粉症なのね」
「緊張しているのかな?」
そう思えたのなら問題ありません。
「わたしの口がクサイからだ!」
もしあなたがそう思い込んでしまったのだとしたら、私はあなたに質問します。
「その人に直接、自分の口がクサイか尋ねてみましたか?」
あなたが思っているほど、相手はしぐさに特別な意味を込めてないケースというのがほとんどです。
口臭に敏感な人というのは、概して他人の口臭に対してもチェックが厳しくなるもの。
だからこそ相手の口臭が気になった場合、自分がとるであろう行動やしぐさを相手のそれに重ね合わせてしまうのです。
口臭をなくすことは、確かに相手に対するエチケットではあります。
でも、確実でない相手のしぐさをモノサシにして、
「自分には口臭がある」
と決め付けてしまうのは危険です。
さまざまな努力で口臭を消すことができても、この思考回路を断ち切れない限り、いつまでも「ニオッているかも」という幻想に追いかけられることになります。
口臭がないにもかかわらず、口臭に悩む・・・
これって、とても無駄なエネルギーですよね。
もし、顔見知りの相手に気になるしぐさをされたのなら、
「お昼に食べたパスタ、思いのほかニンニクがきいていて。ニオイませんか?」
と聞いてみましょう。
ちょっと勇気はいるかもしれませんが、得体の知れない不安に怯えるよりも、はっきりと現実を知るほうが対処できます。
また、口臭のキツイ人が近くにいることに悩み、このサイトに辿り着いたあなた。
そんなあなたには、どうぞお願いです。
しぐさや行動で誤魔化さないで、こんな一言を伝えてください。
「もしかして胃腸の調子悪い? ちょっぴり口臭がするかも」
「何かニオうもの食べた? ガムあるよ」
相手を傷つけないように、言い訳の余地をつくれるように、口臭があるということを、さりげなく知らせてあげましょう。
もしかしたら、相手もあなたに相談したかったかもしれません。
口臭に関してざっくばらんに話せる雰囲気ができたら、是非このサイトをお伝えして口臭解消の協力者になってあげてくださいね!