では、いよいよお待ちかねの歯の磨き方です。
(1)歯ブラシの毛先を下に向け、鉛筆を持つように軽く握ります。
力を入れず、歯ブラシがブラブラするくらい軽く持つこと。
ブラシと持ち手をつなぐ細い部分の一番下あたりを握ると、うまく歯ブラシをコントロールして磨けます。
(2)そのまま歯ブラシを横向きにして口の中へ入れてください。
歯の表面に対して、ブラシを斜め45度の角度に当てます。
これが基本のポーズです。
(3)まずは横に歯ブラシを動かします。
絶対に力を入れず、歯に毛先をしっかり当てながら数ミリずつ動かして往復させます。
1本の歯につき、20~30回往復させたら次の歯に移ります。裏面も同じように磨きましょう。
奥歯の上面は歯ブラシを持ち替え、少し力を入れて溝から汚れをかき出すようにしてください。
(4)次に歯ブラシを、縦に向けます。人差し指を少し前に出して支えるとうまくいきます。
少し磨きにくいですが、歯の表面のエナメル質は繊維が縦に走っているので、縦方向に磨くことで汚れが落ちやすくなります。
磨ける範囲で構わないので、この縦磨きを先ほどの横磨きと同様に1本ずつ行なってください。
(5)磨き残しやすい場所は、「歯と歯ぐきの間」「上の奥歯の外側」「下の奥歯の内側」の3ヵ所です。
「歯と歯ぐきの間」は、斜め45度の角度を保ちながら、歯ブラシをやさしく振動させて。
これが歯ぐきにマッサージ効果をもたらし、歯周病の予防にもつながります。
「上の奥歯の外側」「下の奥歯の内側」は歯ブラシのわきを使って磨くとうまくいきます。
特に、一番奥の歯の根元は歯ブラシが届きにくく磨き残しやすい場所。
歯ブラシの先端部分を使って磨くようにしましょう。