口臭=クサい、イヤな、不快なニオイ。
でも、具体的に口臭とはどんなニオイなのか形容するのは難しいと言えます。
口臭外来にやって来て悩みを訴える人も、ニオイの話になると実にさまざまな例えをするそうです。
私が当時の自分の口臭を言葉にして人に伝えるとしたら、生臭いニオイ、あるいは卵が腐ったようなニオイといったところでしょうか。
生理的口臭の場合は、口に残った食べカスの腐敗臭なので大体こんな感じでしょう。
口臭にもいろいろなタイプのニオイがあります。
そしてニオイの種類によって、単なる生理的口臭でない病的口臭を見分けることができます。
- 普段とは違った口臭を感じた時
- いくら口の中を清潔にしても、口臭解消ケアをしても、ニオイが消えない時
「おかしいな」と感じたら、必ず病院で調べてもらいましょう。
口臭が、何か病気のサインとなっていることもあるからです。
「ニオイ物質=体に不要な有害物質」を体内で分解しきれていない可能性があります。
以下に、口臭のタイプ別に疑われる病気を挙げておきます。
表現などの受け取り方は個人差があると思いますので、あくまで参考としてみてくださいね。
甘酸っぱいニオイ、リンゴの腐ったようなニオイ
糖尿病の疑いがあります。
または無理なダイエットを行なって身体が悲鳴を上げている可能性も。
ゴム臭いニオイ
コレステロール代謝の異常。あるいは、冷え性、貧血などの症状が出ていることも。
のどの奥からの「もあ~」とするニオイ、卵が腐ったニオイ
胃腸の病気(胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)や慢性膵炎の可能性があります。
ネズミ臭、カビ臭、便所のようなニオイ
肝機能の低下、あるいは肝炎の疑いがあります。
腐った肉のようなニオイ、生臭いニオイ
口内炎や歯肉炎のほか、鼻の病気(蓄膿症・鼻炎・扁桃腺炎など)や呼吸器系の病気(肺炎・気管支炎など)の疑いがあります。
ツンと鼻を突くようなアンモニア臭
腎機能の低下や尿毒症の疑いがあります。
注)最終的な判断は、自分でせずに必ず医師にかかってください!